術前検査でHIV陽性と診断された人の日記

2021/09/09血液検査の末、HIV陽性と診断された人の日記。

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皆さん、はじめまして。
閲覧頂きましてありがとうございます。

ブログの紹介にもあるように、よくある闘病日記です。と言っても、癌や骨折などではなく皆さん(異性愛者)あまり馴染みのないHIVという病気の闘病日記です。

まず第1回目なのでHIVという病気について説明しようと思います。
(自分自身、元々持っていた情報やネットから得たものと病院の先生から聞いた説明では食い違う点や新たに得たものがありました。)


まず
HIVとは

Human Immunodeficiency Virus

の略称であり、日本語だと

ヒト免疫不全ウィルス

のことです。

勘違いしやすいのですが、HIVとは病名そのものではなく、ウィルスの名前なんです。

  1. 性行為
  2. 血液
  3. 母子感染

のいずれかにより、HIVが身体の中に侵入すると2〜4週間後にインフルエンザに似た症状や下痢や倦怠感、発疹(帯状疱疹)などが出ます。
ですが、これは放っておくと自然に治っていきます。
これを急性期と言います。
自分の場合、帯状疱疹などは一切出ずただ高熱(38℃台)が出ただけです。

残念なことに、熱が出たからと言ってすぐに検査をしてもウィルス抗体量が足りず結果は出ません。
思い当たる行為から6〜8週間経つと正確な結果が得られます。

その後、特に症状もなく元気な時期が数年から10年ほど続きます。
これが無症状期です。

これと言った症状がないため、検査を受けない限り感染の有無を知ることができません。
この時、身体に症状は出ていないのですが体内ではウィルスが増殖を続けており、どんどん免疫力が落ちていっています。
(HIVと免疫の関係についてはまた後日)

ある程度までウィルスが増え免疫力が落ちると、ご飯を食べているのに体重減少(大体10〜20kgと言われていますが、私の場合は5kgほどでした。)が起きたり、帯状疱疹ヘルペスなどにかかりやすくなります。

ここまでの段階で感染が発覚せず、治療をせずに過ごした場合、
普通の人なら罹ることのない病気に感染してしまいます。→日和見感染
日和見感染の中でも厚生労働省が定めた23個の疾患があるのですが、その中のどれか1つでも発症した段階でエイズ(AIDS)と診断されます。


なので、HIVの陽性が発覚したからと言ってイコールエイズではないと言うことです。

長くなってしまいましたが、とりあえず病気の説明はこんな感じですかね。

読んでくださりありがとうございます。